メディアに取材されるコツみたいなものが知りたい

先日、某新聞社に取材いただいて、記事が出たのだが、なかなか取材されるのも難しいものである。「取材され力」に関して今回の件の学び(暫定版)を以下にまとめておく。(但し、少ない自分の経験のみに依拠しているため、間違っている点も多々あると思うと思われる)

  • そもそも取材されるべきものか判断
    取材を受けて記事にすることが良いかどうかは内容に依存する。とにかく認知を広げることが売り上げにつながるようなものであれば両手を挙げて出まくるべきだし、製品がテスト段階であるような場合にはイメージ悪化にもつながりかねないので、最初の段階から露出を広げるのはやめた方がよいし、場合によるだろう。取材を受けることによって何の得があるか、何のために取材を受けようと思うのかは具体的にしておいた方がよいだろう

  • 記者を呼ぶフックを用意
    ニュース性の高いことをやっていたとしても、記者に「取材しよう」と思わせられるようなフックを用意する必要がある。フックとしてはイベントを打つ、Blog記事をバズらせる、等が有効そうだが、他にもいろいろあるかもしれない。場合によってはこちらから告知するのも良さそうであるが、どうなのだろうか。(地方の場合は小規模なイベントでも地方面向けに記者が来てくれる場合があるし、専門のネットメディアに刺さりそうな内容であれば、告知すれば高確率で記事にしてもらえる可能性がある)。また、仲の良い記者がいる場合にはしっかりニュース性の高いことをしていれば声をかけるだけで取材にきてくれるかもしれないので、無理してフックを用意しなくても良いだろう。

  • ニュース性の高いメッセージを用意
    見出しレベルで刺さりそうなニュース性の高いメッセージがあると良い。もちろん記事を実際に書くのは記者の側だが、こちらで見出しイメージや内容イメージをおぼろげに持っておいた上で記者とコミュニケーションをとると、伝えたい内容を記事にしてもらえるので効果が高い

  • リスクヘッジのために掲載して欲しくない内容をまとめておく
    基本は記者の方に掲載して欲しくない内容を伝えてはいけないのだが、どうしても取材の過程で伝わってしまう場合があるし、口を滑らせてしまう場合もある。明確に「xxxがxxxxなことは掲載しないでほしい」ということをコミュニケーションした方がよいだろう。今回の場合は口を滑らせてしまった事項や、裏方を見せる過程でどうしても見えてしまう部分があったので、口頭で一つ一つ確認した上で、箇条書きでメールを送付した。

  • リスクヘッジのための記事下書きを確認
    できる場合には記事のドラフトを確認させてもらうように頼むべき。大きなメディア(新聞社やTV)では確認させてもらえないこともあるが、雑誌やネットメディアだったらおそらく確認させてもらえると思う

  • 御礼
    忘れずにね